【新唐人2013年10月6日付ニュース】中国には当局がネット世論を誘導する為に雇った人たちがいますが、民間では彼らを“五毛党”(ウマオダン)と呼んでいます。報道によると、近々、これらの“五毛党”に“ネット世論分析師”という正式職業が与えられるそうです。
中国メディアの報道によると、10月14日から5日間、“ネット世論分析師”の養成講座が行われるそうです。講座の内容は、世論分析と研究判断方法、世論情況の危機処理など8つの課程からなっており、合格者には正式な身分証明書と従業証書が与えられるとのことです。
北京の憲政学者・陳永苗(ちんえいびょう)さんは、いわゆる“ネット世論分析師”とはネット世論を誘導する“五毛党”とネットスパイを美化した呼び方にすぎないと述べます。
北京の憲政学者 陳永苗さん
「『五毛』の人数が膨大になってきたので、育成講座を行い、敷居を設け、管理しやすくしようとしています」
報道によると、政府系メディア“人民網”の世論監測室の単学剛(たん)副秘書長は、ネット世論分析師の仕事は主に上司のためにネットを見張ることだと話しているそうです。
ネット世論分析師の仕事は主に
上司のためにネットを見張ること
中国フリーライター 荆楚さん
「官僚の腐敗に対し、庶民は極度に恨んでいます。ネットで官僚を監視しているので、官僚らは非常に恐れています。だから専門チームを作り、研修まで行い、ネットユーザーの腐敗官僚に対する監視に対し、世論の誘導を行い、庶民を洗脳したいのです」
フリーライターの荆楚(けいそ)さんは、当局は安定維持の為にこれら五毛党たちに正式職業を与え、彼らにネット上の党に関するマイナス世論を見つけ出させ、世論に対する統制を更に強化する為だと分析します。
また、最近大量のネット有名人が逮捕・拘留されていますが、これも五毛たちによって情報が収集され、分析した結果だと指摘します。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/10/04/a978391.html (中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)